ブックレビュー

タフガイのタフガイによるタフガイのための日記 著:定金伸治

いつか出るんじゃないかなーと思ってた定金伸治さんの日記。ホントに出た! すげえ、嬉しい。公式サイト 定金製作所 の日記をまとめたものなんだけど。定金さんのあまりのタフさに、めまいがしそうです。めくるめく1冊です。絶対読むべきです。

ところで。ご本の中に「ライトノベル・フェスティバル」についての記述がありまして・・・“ゲスト出演して以来、関係者とは会ってません”と書いてあるんですけども、会ってますから! ちゃんと挨拶しましたから! うわーん!(泣。 でも、覚えてらっしゃらないのも仕方ないです。だってあのとき定金さんは・・・うっ、とてもブログでは書けません。
でも、私も“定金伸司”だと、間違ってお名前を覚えていたので、おあいこ、いえ、私のほうが罪深いですね。その節はすみませんでした。

LNFにいらした定金さんは、でじこをご存知なくて、そのあまりのピュアさを(柳)はお慕い申しておるのです。あと、真空管を使ったテレビは水で洗ってもいいんですよ、って教えてくださったりとか。うっとり。

ちなみに、定金さんの本で、(柳)のイチオシは『Kishin-姫神-』で~す。(柳)

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よくわかる現代魔法 1 new edition 著:桜坂洋/画:宮下未紀

書店でみつけて、即、レジに持っていってたよぅ。この話、大好き。特に嘉穂たん。会社のデスクマットの下に、かほたんの絵葉書を挟んでいる私。仕事で辛いことがあると、かほたんに慰めてもらうの。

最初は、「古いバージョンと比べて読もうっと」、などと不遜なことを考えていたのですが、いやもう、夢中になってどんどん読んでしまいましたよ。がーん。

結末も、流れも、わかっているのに、でも観てしまう作品ってあるじゃない? 「Back to the Future」とか、「ルパン3世 カリオストロの城」とか(笑。私にとっては「現代魔法」もそんな感じ。さらに今回は、大幅な手直しがあったということで、文章がすっきりと読みやすくなっているのです。
夏に6巻が出るんですよね? 桜坂さん! あとがきでも、公式サイトでも発表してますもんね。良い子にして待ってるので、絶対約束守ってくださいねっ。(柳)

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桜ish(チェリッシュ) 著:一肇/画:三杜シノヴ

昨年末、あまりにもあまりにも表紙が可愛いので、2巻を買ってしまったのです。「やっぱ1巻から読まないとダメだよな」などと思ってるうちに、LNFの準備で忙しくなってしまって・・・。先日、やっと読了。

おおおー。表紙だけじゃない。お話も可愛いよ。タイトルも可愛い♪ 去年は、「実は男の子だけど・・・」といった作品が目立ったけど、これもちゃんとチェックしておけばよかった。名台詞満載だったのに(笑。
ゲームとしての企画が先行していたらしいのですが・・・うん、ぜひゲーム化して欲しい! プレイしてみたい! 女の子たちの衣装がヒラヒラする様を堪能したくなる、そんな小説でした。

スニーカー文庫の解説より、ニトロプラスさんのサイトのほうが、絵がおっきく楽しめます。(柳)

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耳としっぽの本

座り読みコーナーには、イベントテーマにあわせて“耳としっぽ”本を置いておこうと思います。

・狼と香辛料
・狂乱家族日記
・あそびにいくヨ!
・我が家のお稲荷さま
・ネコのおと
桜乃きらほ(月見草平さん、いいよねー♪)
このあたりが、我が家から持参できる“耳としっぽ”本かな。『十二国記』の楽春とか、『マルドゥック』のウフコックとか、好きなんですけど、そういうのはダメですかね? どきどき。

それはともかく!
“耳としっぽ”ネタで忘れちゃいけない本があるですよ! つーか、作家さん! 縞田理理さんですよ。私は『モンスターズ・イン・パラダイス』が好きなんですけどね。“耳としっぽ”だけじゃなく、角とか羽とか鱗とかもでてきて、とっても楽しいんです。温かみと繊細さが同居した、素敵な本ですよ? 縞田さんご自身のサイトで試し読みができます。ぜひ読んでみて。そんで買って(笑。(柳)

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イマジン秘蹟1 著:本田透/画:文倉十

わ!すごく面白かった。

本田透さんのフィクションは、ときどき、登場人物たちの心根に胸が苦しくなって読めなくなっちゃったりするんだけど、これはこれは・・・すんごく面白かったです。本田さんのフィクションの中では一番好き。『喪男の哲学史』と同じくらい好きです。や。『アストロ乙女塾』も好きだけど。

導入はちょっととっつきにくい部分や、既視感あるやもですが、主人公のお姉さんが登場するあたりからどんどん面白さが加速していきます。現実と非現実の境に意味なんてあるのかな、という気分/肌合いがせつないの。登場人物たちが、どう生きていくかが強く感じられて、読後感もよかったー。このテンションで書くのは大変だと思うけど、続きも読みたいな。

文倉十さんのイラストもいい感じデス。(柳)

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量産型はダテじゃない! 著:柳実冬貴/画:銃爺

いやー、なんか懐かしい気持ちにさせてくれる本でした。展開はベタなんだけど、それがまた心地よかったり。アニメを見てるみたいな気分になるような描写がたくさん。や、本当に絵が頭に浮かぶんですよ。その文章力に脱帽です。新人さんとは思えぬ筆力です。続編、出るよねえ。出て欲しいねえ。絵もぴったりで楽しみました~。ところで、量産型くんの名前は、日本の警察で使われてる拳銃の名前からきてるのかと思いましたよ。おお、泥臭くていい感じ、って早合点したけど。全然違うのな。ちぇっ。(柳)

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『流血女神伝 喪の女王 8 』著:須賀しのぶ/画:船戸明里

ついに流血女神伝が完結ですよ。感無量。完結まで7年。全25巻。須賀先生、ありがとうございます!&お疲れ様でした!

巻を置くにあたわずって、この本のためにあるのねえ。例えがいいのか悪いのかわかんないけど、『ガラスの仮面』読んだときみたいな感じなのですよ。ついつい読んでしまうのです。理由を考えてる暇もないのです。未読の人は、この機会にぜひまとめ読みを!寿命の短いライトノベル界にはめずらしく、第1巻(帝国の娘)がちゃんと手に入ります。このことからも、どんだけ人気があるかわかろうってもんですよね。(柳)

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『始まりのエデン』 著:榎田尤利/画:北畠あけ乃

<神話の子供たち><金の髪のフェンリル><新たなる神話へ>と続いたシリーズの最終巻。

人クローンが成功した未来世界を舞台にした作品ですが、これがまあとっても読みやすいのです。読みやすい、ということは筆力があるということですよ。とってもステキなことなのです。

登場人物の真摯な生き方や、優しさに、心が洗われる気がします。女性むけの本はちょっと、と思ってるライトノベル読者にもおすすめです。

イラストも清涼感がある上に、キャラクターに強い意志が感じられて、作品にぴったりです。読む楽しみを倍増させてくれます。

同じ作者の<魚住くん>シリーズも、すごくいいらしい。でも、もう絶版なのです。ボーイズラブはちょっぴり苦手なのだけど、ぜひ読んでみたかったなあ。(まるこ)

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『たま◇なま』 著:冬樹忍/画:魚

どうしてもタイトルを『なま◇たま』って間違えてしまう。『たま◇なま』です。

第1回ノベルジャパン大賞/大賞受賞作。新人でないと書けない!という雰囲気いっぱいの作品で、楽しませてもらいました~。

萌えっぽい雰囲気の表紙に惑わされてはいけません。若々しく硬質なテーマがあったりするのです。鉱物少女のステキな言動もいいですよ。いろいろぶきっちょな感じもあるけど、新人賞なんだから、アリじゃん!(まるこ)

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